Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

2016-01-01から1年間の記事一覧

永遠であると僕を 惑わす君を・・・

「胡蝶の夢」 まるで胡蝶の夢のごとく 僕はただ溢れ出る蜜に 惑わされているだけだった 永遠などありはしない 永遠などありはしない 呪文のようにそう繰り返しながら 悠々と脳裏をかすめる快楽に溺れる 万物は絶えざる変化を遂げ 人も世も心さえも変わらぬ果…

2人の吐息を掻き消した部屋で・・・

『夏の名残』 「すごく日焼けしたね!」って 会うなり君は呟いた 僕より黒くなった肌を いつも気にかけていた君は 少年のような笑顔で僕を夢中にさせた 夏の名残を確かめるように そっと触れたTシャツの境界線 ぎこちないキスも キッチンでの独り言も 頼りな…

あなただけを愛していたのに・・・

『運命の人』 「わたしたちが出逢ったのは きっと運命だよね」 そんなことを言い合いながら これからのことを想い描いてた いったいどれだけ愛せれば 本当の愛に辿り着けるの どれだけ愛せれば 愛に満足するの 身体を重ねて ぬくもりを感じて あなた以上の人…

ただ唯一の 愛となる・・・

「ただ唯一の愛となる」 女に宿る性(さが)を食み 交わる感覚の波間 静寂の闇に漏れる喜悦を手繰り寄せ その反応を弄ぶ 身を焦がす恋に焦がれ 注がれる熱に悶え それだけがただ唯一の 愛となる・・・ Write:2016.10.22 Photo:2016.07.02 撮影 Camera:OLYMPUS …

深く深く心に決めた愛を

「9月の紫陽花」 季節外れの紫陽花が ひっそりと身悶えるように咲いている あなたの気まぐれに振り回されてばかりの 恋だったけれど あの日流した涙さえ あなたを諦めさせはしなかった 艶やかな藍色がこんなにも根強いことを 誰も気づいてはくれない 一度深…

先の見えない恋

まだ答えを探してる 先の見えない恋のように・・・ Write:2016.09.10 Photo:2011.08.25 撮影 Camera:OLYMPUS FLEX A3.5 Film:FUJI FILM PRO 160 NS

君のことを忘れることができないまま・・・

「行き過ぎる季節を」 君が行き過ぎる季節を 僕はただ茫然と見送るだけだった いやどんなに僕が引き止めようとも 君の意志は固く 引き戻すことなどできないと知っていた 行き過ぎる季節を 僕はどれだけ見送ったのだろう どれだけ同じ季節を繰り返せば 君のこ…

酒と女と・・・

酒と 女と 手帳を捨てた。 いや、捨てられたのか・・・。 撮影 Camera:Panasonic LUMIX DMC-GM1S Lens:M.ZUIKO DIGITAL 25㎜ F1.8(35㎜換算50㎜)

君は幸せに暮らしていますか?

「今でも僕は君のことが好きだよ」 君は幸せに暮らしていますか? 今でも僕は君のことが好きだよ きっとそんな風に告げたら 君を困らせてしまうだろうね 名前も知らない小さな花を 見つけた時のように 君と一緒に過ごした時間は いつもキラキラと輝いて見え…

どんなに愛し合っても結ばれることのない恋があるのだということを・・・

「花びらに滴る6月の雨」 花びらに滴る6月の長雨は 愛し愛された日々の余韻を 決して忘れさせてはくれない どんなに愛し合っても 結ばれることのない恋があるのだということを そろそろ僕は認めなくてはいけない・・・ 詩 Write:2016.07.07 写真 Photo:201…

『煩い』

煩う想いが恋だというならば 肌を合わせあう戯れが愛だというならば いつまでも君に この痛みを預けよう 溢れ出す雫に香しき憧れを抱く君の 眉間のしわに時間(とき)を射抜く Write:2016.06.29 Photo:2016.06.29 撮影 Camera:OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough Mode:…

シロツメクサの花言葉をあなたは知っていますか?

「哀しみのカルテット」 ねぇうちのこと初めから 本気じゃなかったのよね それでも うちあなたと一緒に居られるだけで それだけで嬉しかった 時折見せる子供のような笑顔と 別れ際の俯き加減の淋しさが この胸にジワジワと伝わってきて すぐにまた逢いたくな…

僕の腕の中に抱かれたままで ・・・

「紫陽花」 現実という引力に 君が引き戻されることを 僕は一番恐れていた 君が5月の淡いまどろみの中で 夢心地のままでいてくれたなら・・・ 季節の風が気づかせた微妙な変化は 移り気な花を七色に彩り その心を惑わせる もう少しそのままで 僕の腕の中に…

あたしの中の女を淫らにさせる・・・

「裸心(らしん)」 あなたに心脱がされて あなただけの あたしになって 一糸まとわぬ姿になって あなたの夜に溶け込んで行く 心よりも深く 体よりも熱く ただあなただけに愛されたいの・・・ あたしの中に沁みわたって行く あなたの本気が こんなにも狂おしく…

あなたのことが今でも好きなんだ・・・

「今でも好き」 前のアパートを引き払って 少しだけあなたの近くに家を借りた あなたがよく行くスーパーで 日々の買い物をするようになった いつかバッタリとあなたに逢えることを 密かに心待ちにして・・・ 違う人と暮らすようになってもまだ あなたのこと…

あなたにこの身を任せ・・・

「心のままに有りし願い」 衣擦れの心のままに有りし願い 叶うならばただ あなたにこの身を任せ 永遠の愛を確かめ合いたい 一つになって 止めどなく溢れくる情熱を そのすべてを受け止めたい 愛というその不確かな情念の内に 近づく雨音と 持て余す哀しみの…

いつか心変わりだってしちゃうんだから・・・

「変 心」 あたしのこと ちゃんと見ていてくれなきゃ いつか心変わりだってしちゃうんだから いつまでも あなたのわがままを 見逃したままでいるなんて思わないでよね 一人ぼっちでいると あたし ウズウズするこの気持ちを抑えきれなくなるわ 今すぐあなたに…

もっと あたしだけを・・・

「あたしだけを・・・」 一度だけでいいの もっと あたしだけを見つめて 一度だけでいいの あたしだけを好きだと云って 詩 Write:2016.06.01 写真 Photo:2016.05.22 撮影 Camera: Panasonic LUMIX DMC-GM1S Lens:M.ZUIKO DIGITAL 25㎜ F1.8(35㎜換算50㎜)

本気でボロボロに愛して・・・

「背徳の旋律」 意識の向こう側で無意識に戯れる鎮魂歌(レクイエム) 真実とは とても曖昧で この恋は途方もない背徳 ねぇもっと あたしのことを 本気で奪いに来て ねぇもっと あたしのことを 本気でボロボロに愛して 詩 Write:2016.05.29 写真 Photo:2016.05…

恋には何時か終わりがあることを

「やがて桜の花は散り」 やがて桜の花は散り 季節は静かに夏へと向かって行く 始まりには必ず終わりがあることを きっと誰もが知っている それでも熱い口づけを交わすたびに この恋は決して終わらないのだと 心に誓っていたはずなのに・・・ やがて桜の花は…

上の口は・・・

上の口は素直じゃない・・・ 詩 Write:2016.03.21 写真 Photo:2016.05.22 撮影 Camera: Panasonic LUMIX DMC-GM1S Lens:M.ZUIKO DIGITAL 25㎜ F1.8(35㎜換算50㎜)

誰よりも君を愛している

「大丈夫だよ!」 大丈夫だよ! 誰だって1つや2つ コンプレックスを抱えて生きている 朝起きるのが苦手だったり 料理が下手だったり 胸が小さいと嘆いていたり だけどその分一生懸命に生きている君が 誰よりも素敵だと思った そして僕のことを精一杯に愛し…

きっとぼくらは本気で恋をしていた

「ぼくらは本気で恋をしていた」 シャンプーをしっかりと泡立ててから 髪を洗う仕草だったり ごはんを食べるとき手を合わせて 「いただきます」と言って食べる仕草だったり そんな日々の生活の一つ一つが とても愛しく思えた あの頃ぼくらは本気で恋をしてい…

想い出という一片(ひとひら)が ・・・

「淡い夢」 それはまるで 淡い夢だったのでしょうか 来年も 再来年も またその次の年も 見事なまでに咲き誇る この桜の木の下を こうしてあなたと二人で 寄り添い歩けることを 心から願った あの日・・・ 桜並木の隙間から くっきりと見える 一点の曇りもな…

想う

君は今頃どうしているかな・・・? Write:2016.04.12 Photo:2016.04.12 撮影 Camera:Panasonic LUMIX DMC-GM1S Lens:M.ZUIKO DIGITAL 17㎜ F2.8(35㎜換算34㎜)

「ありがとう」と「ごめんね」

君と出逢ってから 「ありがとう」と「ごめんね」が もっと上手に言える人になりたいって思った・・・ Write:2016.04.08 Photo:2011.08.28 Camera:RICOH CX2

僕はいつもそこに取り残されている

「残 像」 僕はいつもそこに取り残されている 石ころだらけのグラウンドで 陽が暮れるまで夢を追いかけていた あの日や ファインダー越しの君に 夢中になってシャッターを切っていた あの日 そんな止まったままの記憶の断片を そっと繋ぎ合せて 取り留めのな…

本当に愛しているのは・・・

「僕に愛されている君」 本当に愛していたのは 僕を愛してくれる君だった 本当に愛しているのは 君に愛されていた僕だった 詩 Write:2016.01.11 写真 Photo:2012.08.26 撮影 Camera:OLYMPUS FLEX A3.5 Film:FUJI FILM PRO 160 NS