Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

2021-01-01から1年間の記事一覧

『こんな冷たい雨の夜に・・・』

こんな冷たい雨の夜に君に別れを切り出されたら僕はこの先どうやって生きて行けばいい?そう思えるほど僕は君のことしか見ていなかったからこれが最後の恋だとあの日君に告げた言葉は君を引き止めておくためのまやかしなんかじゃなかったどれだけ愛しても愛…

『あなたという引力』

いいえきっとうちはあなたに狂わされたかったんだと思う平凡な毎日が退屈で日常という現実から逃れるためにあなたに近づいたんだときっと誰にでも有り得る心の隙間を埋めるためのあなたがそのスイッチだったあなたみたいなダメな男に人生を狂わされるという…

『誰そ彼』

あなたは陽射しが南西に傾きかけた頃にやってきてうちのことを玄関先で抱きしめるそして素早くネクタイを解くとシャワーを浴びながら熱いキスで心ごと奪いに来る薄暗い部屋であなたに抱かれているともう何もかもがどうでもよくなってしまうあなたは誰なぜこ…

『夕陽の差し込む部屋で』

あなたはいつもうちのことを「好きだよ」としか云ってくれなかった「愛しているよ」という言葉がどうしても欲しかったわけじゃない「好きだよ」と「愛してる」の間で揺れているあなたの気持ちをいつも察していたから・・・だからあなたに「うちのこと愛して…

『感情的なオートマティック』

あなたと繋がっているときだけ時間を感じていられるドクドクと波打つように熱を帯びながら生きていることを身構る愛は感情的なオートマティックのようにあなたがいなければ動かないからあなたが動くたびにうちの指針は針を速め時を移して行くのこの裸体(から…

『別れの前夜』

別れの前夜君はいつも変わらないように「今日は楽しかったね」と呟いたいつもと変わらない言葉なのにどこか不自然な響きに違和感を感じたことに気づかないフリをしていたあの日の僕は君のことなどそっちのけで違うものばかり見ていた置き去りにしてしまった…

『きのうまでは・・・』

お互いに都合の良い解釈をして見て見ぬフリをしてた尽きることのない快楽の果てにたどり着くまで繰り返される輪廻の戯言(たわごと)あなたはうちのことをやさしく騙してくれるうちはそれを知っていながらあなたの嘘にしがみついてる恋はどこまでも盲目だとそ…

『恋も色どき』

一年経てば恋も色どき本気で愛したうちがいけないの二年も経てば恋も冷めどき弄り回したあなたがいけないのあの人の処からあなたを奪おうだなんて・・・三年経てば恋も潮どきあなたに絆されただけのただの独りよがり十年経ってみればあなたはすっかり赤の他…

『乾いた花』

乾いた花を水で潤し渇いた喉を水で潤す君との愛が枯渇してもう何年経つだろうそれでも僕は君のことが忘れられずに楽しかった日々のことばかり思い出しているもう何も変わらないのだと分かってはいてもまだそれを受け入れられない自分がいる渇いた喉を水で潤…

『舌』

舌先で転がす甘美な果実を あなたは味わうように うちのことを弄ぶ もうこれ以上云わせないで あなたが悦ぶ恥ずかしい言葉を 女がどれほど欲深いか知っていて あなたはそれを楽しんでいる でもそんなあなたが憎らしいほど好き これが愛だと信じたくなるくら…

『割 愛』

君は言葉に脆さを滲ませ 「もう終わりにしましょう」とだけ呟いた 永遠に答えが出ない恋だと 出逢った時には知っていたはずなのに 僕らはただ尽きることのない欲望を お互いに求めあうことで 愛だと信じてきたのだろうか いっそお互い嫌いになって別れる方が…

『雨 音』

雨音に搔き消される声を あなたはまるで楽しんでいるよう うちのことを辱めるように いやらしい目で見降ろしてきて それに追い打ちを掛けられるように うちはまた感じてしまっている 人の欲深さというものを 骨の髄までしゃぶりつくして 舐め回すように女を…

『憂き世』

あなたから口移しの愛を流し込まれ とろけるように舞い散る紅 いくら堪えようとしても 唇から洩れてしまう吐息 カーテン越しに差し込んでくる陽ざしに 覗かれているような恥じらいが この裸体(からだ)を さらに火照らせていることに気づく それなのにゾクゾ…

『温 度』

うち今日はなんだか あなたに逢いたくないの 跳ねた癖毛が直らないし アノ日が近くて少し怠いから そんなうちの気持ちなんて これっぽっちも知る由もなく あなたはいつものようにここへ来るのでしょう あなたのことは誰よりも好きだけど 男の人には分からな…

『空 室』

あれから君は幸せになれましたか 最後の夜に大粒の涙を流しながら 「あなたと結婚したかった」と ポツリと呟いた君を 僕はただ黙って抱きしめることしかできなかった 2人で過ごしたあの部屋は 今でも空室のままで まるでぽっかりと開いてしまった 僕の心の…

『さよなら でも忘れないで』

さよなら でも忘れないで 一生愛し抜くと誓った あの夜のことを もう君のことなど忘れてしまいたいと 何度自分に言い聞かせたかしれない だけど死ぬまで僕は 君を忘れることなど出来ないのだろうね さよなら でも忘れないで たくさん君のことを傷つけてしま…

『開けて!』

「もっと周りに聞こえるように云って」と、君が云うので、 僕は思わず「君が好きだ~!」と、云いそうになった。 撮影 Camera:OLYMPUS PEN Lite E-PL7 Lens:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25㎜ F1.8(35㎜換算50㎜)

『衣更着』

衣更着や 解く夜更けの 寝返りを (きさらぎや ほどくよふけの ねがえりを) Write:2021.02.13 Photo:2013.02.12 撮影 Camera:OLYMPUS PEN FT Lens:OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 38㎜ F1.7(35㎜換算約53㎜ TTLあり) Film:Kodak TRI-X400 *如月/来更来(きさらぎ)=…

女の優しさ

俺は君を愛する努力をしただろうか?君に愛される努力をしただろうか?俺はいつも女の優しさに甘えてばかりいて、別れ際になって初めて、その優しさに気づく。そしてまた性懲りもなく、こんな我儘な俺を甘やかしてくれる女に、猫のように擦り寄るのだろう・…

名言集②

「運命はきっと変えられる!!」 Write:2014.01.05Photo:2013.12.23 Camera:OLYMPUS PEN E-P3 Lens:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45㎜ F1.8(35㎜換算90㎜)

名言集①

「青森という文学の血が、俺たちには流れている。」 Write:2014.01.05Photo:2013.05.13撮影 Camera:OLYMPUS PEN E-P3Lens:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 45㎜ F1.8(35㎜換算90㎜)