『夏の名残』
「すごく日焼けしたね！」って
会うなり君は呟いた
会うなり君は呟いた
僕より黒くなった肌を
いつも気にかけていた君は
少年のような笑顔で僕を夢中にさせた
いつも気にかけていた君は
少年のような笑顔で僕を夢中にさせた
夏の名残を確かめるように
そっと触れたTシャツの境界線
そっと触れたTシャツの境界線
ぎこちないキスも
キッチンでの独り言も
頼りないほど気持ちを引き寄せてくる
キッチンでの独り言も
頼りないほど気持ちを引き寄せてくる
「愛してるよ」が照れくさくて
耳元で囁いた「好きだよ！」
耳元で囁いた「好きだよ！」
いつまでも夏が終わらないようにと
陽だまりの中で抱きしめ合った
陽だまりの中で抱きしめ合った
夏休みが終わったばかりの校舎から
響いてくる足音と歓声が
２人の吐息を掻き消した部屋で・・・
響いてくる足音と歓声が
２人の吐息を掻き消した部屋で・・・
