Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

2017-01-01から1年間の記事一覧

数え切れないくらい重ねた唇

『最後まで言えなかったサヨナラ』 オレンジ色の夕陽と 最後まで言えなかったサヨナラ このまま時間が止まればいいと 数え切れないくらい重ねた唇 一人で見上げる空が こんなにも切ないなんて あの頃はまだ知らなかったから・・・ Write:2017.11.27 Photo:20…

君が僕に残してくれたのは・・・

『可能性』 ずっと君と一緒にいられたら良かったと 今でも心からそう思う 君と一緒なら今の僕は どんな毎日を過ごしていただろう 君と過ごす未来は どんな風に変わって行くのだろう 君との間に新しい生命を抱きながら 笑顔を絶やさずにいられただろうか 君が…

うちは今でもあなたのことを・・・

『凍てつく雨が雪にかわる頃』 あなたがうちを捨てたこと 思いっきり後悔したらいい あなたの胸に縋りついて泣いた日のこと 4年以上経った今でも決して忘れることはないわ あなたが選んだ別の人と どんな暮らしをしているのかは気になるけれど あなたが幸せ…

逢いたい人がいる

『明日のために君のために』 「いつかタイミングが合う日が来るでしょう」と君は言った その日がいつになるのか 今はまだ分からないけれど・・・ 逢いたい人がいる 例えそれが愛とは呼べないほど 儚い想いだとしても 明日のことさえ知れない世の中で それで…

女の神秘に溺れる

『シナリオのない背徳』 君がラベンダーの花を1本もぎ取ったのを見て 僕は少し驚いた 虫も殺さぬ顔をして 君は時々酷いことをする ラビリンスの襞(ひだ)に触れ その甘美な感触から抜け出せなくなる それを無理矢理に愛だとこじつけるよりも 本質的な女の神…

君に逢える日が来ることを願って・・・

『見上げた空』 今の僕は空を飛ぶことはできないけれど 空を見上げて君を想うことはできる 今の僕は君に逢うことはできないけれど 君と過ごした時間を思い出すことはできる この空が知らない国とつながっているように 僕の心もまだ君とつながっている いつか…

会いに来てくれて ありがとう

『GIRL FRIEND』 自分の感情を押し殺すことが苦手で 君に「好きだよ」って云ってしまった方が ずっと楽だと思った だけど君のことを これ以上困らせてはダメだよね この気持ちを心のポケットにそっと仕舞って 今日は君に会おう いつも会いに来てくれて あり…

すすき梅雨

逢えぬ夜の恋肌さみしすすき梅雨 Write:2017.10.20 Photo:2017.10.20 撮影 Camera:OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough Mode:Dramatic *すすき梅雨(すすきづゆ)=秋の長雨のこと。

初めて散歩した公園で手を繋ぎながら・・・

『希 望』 僕はどれだけ君の想い出になれただろう 初めて散歩した公園で手を繋ぎながら ドキドキした日のことを 今でも憶えていてくれるだろうか この先僕はどれだけ君を思い出すだろう 辛い時もくじけずに前を向いていられるのは 君がいてくれたおかげ 君が…

あなたに抱かれるたびに・・・

『未練』 あなたに未練がないと言えば それは嘘になるわ あなたに抱かれるたびに あなた以外の人は考えられないと思った あなたが教えてくれた女の悦びを このカラダは簡単には忘れてはくれない いそいそと帰って行く あなたの後姿を見送った後で うちがどん…

とりあえず恋は始まってしまった

『9月の終わり』 とりあえず恋は始まってしまった この先あなたがわたしにとって どれくらいの存在になって行くのかは 今はまだ分からない だけど今のこの気持ちを 大切にしたいと思う 秋は少しずつ深まって行く あなたへの想いも 少しずつ深まって行く・・…

あなたを欲しくてたまらない

『修羅』 後ろから胸を弄り 背中に牙を剥く いつも同じじゃ満足しないことを知っていて 堪え切れないタイミングで 愛を突き立ててくる 女の弱さを知っている あなたのズルさ 男の弱さをチラつかせ 罠のように誘うズルさ それを知っていながら あなたを欲しく…

気づけばあなたと別れてから もう4度目の秋

『通り過ぎる夏』 夏服とにらめっこしながら タンスに仕舞いこむ想い 短かった夏 届かなかった願い 夏の火照りをそっと癒してくれる あなたはもう此処にはいない ひんやりとした秋の風を 温かく包み込んでくれる あなたももう此処にはいない そんな現実を そ…

君のことが好きかもしれない

『恋に変わる段階』 この気持ちが恋かもしれないと感じたのは ちょうど夏祭りが終わった頃だった この胸のときめきが確信に変わったのは ちょうど秋風が吹き始めた頃だった 今はまだ お互いの気持ちを手繰り寄せながら 次の約束を心待ちにしている段階 君の…

生きるのが下手な僕を・・・

そして「さよなら」 君に出逢うまでの僕は 「ありがとう」や「ごめんね」が 素直に言えない子供のままだった 生きるのが下手な僕を救ってくれたのは 天真爛漫な君の笑顔だった だけど「さよなら」だけは 上手く云えなくて 「じゃあね」とか「またね」と云っ…

僕らには新しい恋をする資格があるだろうか・・・

『9月の満月』 北国の夏が短いと感じるのは 日に日に涼しくなって行く風に 人恋しさが増して来るからだ 1時間くらい遅れそうだと 君からのメールが届いたのは 約束の夕方5時の15分くらい前だった それから君を待つ間のドキドキ感は 1時間分余計に増した 「寒…

秋に二度目の花を咲かせる紫陽花

『秋に咲く紫陽花』 秋に二度目の花を咲かせる紫陽花は 冬の寒さを覚悟して あなたの冷たさを覚悟して それでも人知れずそっと花を咲かせるの 藍は色濃く 愛は深く この想いが届かぬことを 心に強く刻み込み うちの気持ちを知ってか知らずか はらはらはらと…

あの頃僕は君が好きだったんだよ・・・

『片想い』 会うたびに君はいつも アイツの事ばかり聞くんだね 君が昔からアイツのことを 好きだったことなら気づいていたよ でももうずっと昔の事だろう 君とこうして大人になってから この街で再会できたことを 僕は何より幸せに感じている 予期せぬ出会い…

女の子はいつだって

『残暑』 待ち合わせの時間に いつも遅れてくる君を 僕は一度もたしなめたりはしなかった きっと女の子はいつだって 好きな人と一緒の時は キレイでいたいと思うだろうから・・・ 夏が行ってしまう前に僕は 少しでも多く君のことが知りたかった もっと君のこ…

僕は君のことを想い続けているよ

『夏も冬も・・・』 熱を帯びる夏の暑さでは 涼しさが恋しくなり 凍てつく冬の寒さでは 陽だまりのぬくもりが欲しくなる 君は今頃どうしているだろうか 夏も冬もどんな時も 僕は君のことを想い続けているよ Write:2017.08.07 Photo:2017.08.07 撮影 Camera: …

短すぎる夜が 恋を何度でも夢中にさせる

「夏至の頃」 僕らは互いの言葉を欲しがり 互いの愛を求め合った この恋がまだ どんな方向に向かうのかも分からず ただ手探りで ぎこちなく けれど今までのどんな恋とも違って すべてが新鮮で 毎日がキラキラして見えた あまり上手とは言えないキスも 気持ち…

『浸 食』

あなたはいつも情に触れ イヤらしく言葉遊びをしながら うちのことを弄ぶ 女の感じる部分を知っていて それを耳元でそっと囁きながら うちの中に少しずつ入ってくる 6月の空がいっそう湿り気を増す頃に うちはますますあなたのことが好きになって 気がつく…

二人で過ごした時間は・・・

「二人の時間」 雨音が一段と強さを増して 東向きの窓を叩くと 忘れかけていた君のことが急に思い出されて 少し胸が苦しくなった 二人で過ごした時間は僕にとって かけがえのないものだったけれど 君にとってのそれはどれほど 意義のある時間だったろうか そ…

あなたのぬくもりを遠ざける・・・

『移ろい』 人の世の 移ろいゆくほど美しく こころ或ればこそ 我が身の儚さを哀れみ 抱きしめる あなたのことを愛すればこそ 切なさは募り 生きとし生けるものもまた いつかは散りゆく定めと知る 愛しき人よ この想いは決して変わらぬと こころに深く念じれ…

互いを吸い尽くすほど抱き合った後で・・・

『穴隙(けつげき)』 あなたは子供を愛でるように うちの頭を撫でながら 不器用に唇を重ねてくる 大人のような口調で うちのことを説き伏せたと思えば 幼子のように甘えながら 乳房を弄(まさぐ)ってくる どうしようもないくらい あなたって可愛い人 いい加減…

素肌がシクシクと疼き出す・・・

『紫陽花の咲くころに』 雨音が激しさを増すたびに この素肌がシクシクと疼き出す 気まぐれなのは あなたじゃなくて 別れを切り出せずにいる うちのほう 紫陽花の花言葉が気まぐれだと教えてくれたのは あなたでした それなのにあなたに抱かれるたびに 気持…

女が時々我を忘れるほど 愛に溺れることを知っていて・・・

「罠」 あなたはいつだってそうやって うちのことをなだめるフリで抱きしめて ためらう隙も与えないほど 素早く首筋にキスをする あなたの細い指先が少しずつ 裸体(からだ)をからめ捕るように入ってくると もう何も抵抗なんてできなくなるわ 女が時々我を忘…

小さくて可憐な君のことを・・・

『シロツメクサの約束』 いつか君よりも好きな人ができたら 君のことを忘れられるかな 君に云わせてしまった「さよなら」を 僕は今でも後悔しているよ シロツメクサの約束を 僕のために費やしてくれた日々を 君は今でも後悔しているだろうか いつも手の中に…

大好きよあなたのことが・・・

『花が散って、春が終わって』 うちは想いを言葉にすることを決して恐れない 好きよとても 大好きよあなたのことが・・・ 花が散って 春が終わって 夏を待つこの季節は何だかとても切なくなるの あなたを失ってしまいそうな気がして とてもとても不安になる…

もっとあなたに寄り添っていたいのに

「秘め事」 人混みの中でそっと あなたの肩にもたれると あなたは少し困った顔で周りを気にしている 本当はもっとあなたに寄り添っていたいのに うちのこともっとギュッと抱きしめてほしいのに 薄暗い部屋で互いを確かめ合うだけじゃ 心が満たし切れないの …