「無意識の領域」 刻まれて行く時間の中に 自分が存在するのではなく 視線の先で時間が刻まれて行く 夢と現実の狭間に入り込み 歪曲した時間軸の振り子が 静かに時を刻んでいる 得も言われぬ衝動に引き込まれ 無意識の領域の先で 己を見失う まだ見ぬものの…

「明日は僕らに答えを求めようとする」 薄暗い部屋で僕らは あかりも点けないまま じっと抱きしめあった 見えない明日に途方に暮れながら ただ身を寄せて裸のまま震えていた いや明日が見えなかったのではなくて この恋が盲目であるかのふりをして ただ抱き…

「Naturally」 きっと僕らは変わり者同士だって どこかで自覚していた だから二人でいる時間がとても楽で いつまでも寄り添っていたいと思った 僕自身のことを強く理解してもらうことなど 誰にも求めてはいなかったけれど 君と出会ってからの僕は ありのまま…

愛だけで生きて行けるのかなって 迷っていたのは きっと僕のほうだった・・・ 撮影 Camera:OLYMPUS PEN FT Lens:F.ZUIKO AUTO-S 38㎜ F1.7(50㎜換算約53㎜) Film:Kodak GOLD200

『恋の終わり・・・のメロディ』 昭和のヒット曲を聴きながら 君との年の差を感じていた 「いい曲だね」って君が肩を寄せてくると 切なすぎるメロディが深く心に沁みた いつも背伸びをして 僕との距離を縮めようとする君が たまらなく愛しかった それでも縮…

「嫌いになったと云って」 ね～うちのこと ちゃんと嫌いになったと云って そんな曖昧な言葉でお茶を濁して 自分だけいい人で終わろうなんて そんなのズルイわ ね～うちのこと ちゃんと嫌いになったと云って あなたに置き去りにされた心が 今もこんなに傷むか…

「脱帽」 君の潔さに僕は堪らずシャッポを脱いだ Write:2015.04.29 Photo：2015.04.26 撮影 Camera:OLYMPUS PEN E-P3 Lens:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 Write&Photo by Katsuzi.Shinbo

「だけど今の自分は・・・」 夢や希望を持つことなんて たやすいことだった 若さが自分の背中を いつも押してくれたから Write:2015.03.14 Photo:2014.05.04 撮影 Camera:OLYMPUS E-P3 Lens:M.ZUIKO DIGITAL 40～150㎜ F4.0-5.6 R Write&Photo by Katsuzi.Sh…

「春」 僕らにとっては生きにくいこの世界が 否応無く深々と時を刻んでいる 自分の意志で歩く術を失ってから もうどれくらいの時間が経ったのだろう 悴んだ手に息を吹きかけ 誰よりも賢明であれと願い ただ春の訪れが 新たなる光に導く 希望たらんことを・・…