Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

君は俺の首に腕を回して首筋の匂いを嗅ぐ

いつも君は部屋に入るなり、俺の首に腕を回して首筋の匂いを嗅ぐ。 

「今日は何の香水?」そう君が聞くから、「なんだと思う、当ててごらん!」って俺は君に聞き返す。

君は少し考えながら、思いついた香水の名前を言うけれど、だいたいは一度で当てることができず、結局俺が持っている香水のほとんどを順番に全部言って、ようやく今日付けている香水を当てる。 

そして香水の名前を言い当てられなかった見返りに、俺は君の唇を奪うんだ! 
まぁ結局一度で当てようが、当てられまいが、君にキスをすることには変わりないのだけれど(^_-)(^* )チュッって♪ 

そんなことをもう、何度繰り返しただろう? 

君が初めて俺に逢ったときの印象を、「ほんのりと香水の香りが漂う、オシャレな人」だと言った。 

君に初めて逢ったあの日、俺がつけていた香水は、Sexy Boy LIGHTという、どこにでも売っているような安くて甘い香りのする香水だったと思う。 

イメージ 1

男と女はそんな些細なきっかけで、恋に落ちたりするものなのかもしれない!? 

君と別れてからというもの、しばらく香水を買うことも無くなった。 

もちろん香水を付けない日は無いのだけれど、あの頃、君がいつものように香水の当てっこをするものだから、調子に乗ってあまりにたくさんの香水を買いすぎて、それが今でも残っていて、しばらく新しい香水を買う必要もなかったんだ。 

そんなことをふと思い出して、そろそろ新しい香水でも買おうかなんて思っている。 

新しい香水と一緒に、新しい恋が舞い降りてこないか・・・なんて思いながら 

撮影 
Camera:OLYMPUS PEN E-P3 
Lens:M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 

【ショートストーリー+写真④】 

*この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。 
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今欲しい香水は、以前も使ったことがあるバーバリーの ウイークエンドフォーメン 
柑橘系で甘酸っぱく、爽やかな香りの香水(*^ー^)ノ http://www.amazon.co.jp/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%B9-%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC-BURBERRY-2003-%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BCM/dp/B000U6CT7G/ref=reg_hu-rd_add_1_dp