Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

何故、いま青森なのか?

今日、本屋でチラ見をした写真家・菅原一剛さんの著書『写真がもっと好きになる。 写真を観る編。』の巻末に、「津軽が好きで、写真を撮りに来ている」という内容のことが書かれていた。 
http://www.amazon.co.jp/%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82-%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%82%92%E8%A6%B3%E3%82%8B%E7%B7%A8%E3%80%82-%E8%8F%85%E5%8E%9F%E4%B8%80%E5%89%9B%E3%81%AE%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%82-%E8%8F%85%E5%8E%9F-%E4%B8%80%E5%89%9B/dp/4797364580/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1337678353&sr=8-2 

そういえば以前、写真家・渡部さとるさんも友人の「東北の中でも青森は他と違う。北海道とも違うし、何か特別なところだ。」という言葉に導かれ、青森で数回に渡って撮影をされ、秋にもそれらの写真を含めた写真集を出版されるという。 

かの天才アラーキーこと、荒木 経惟さんも数年前に『青森ノ顔』と題し、青森で大々的な撮影を行い写真集を出版している。 
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%83%8E%E9%A1%94-%E9%9D%92%E6%A3%AE%E3%83%8E%E9%A1%94-%E8%8D%92%E6%9C%A8%E7%B5%8C%E6%83%9F/dp/4990504429/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1337679459&sr=8-1 


今年には入ってからは、3月に俳優で写真家でもある永瀬正敏さんが1年以上に渡って青森県内を撮影した、『Aの記憶』という写真展を開催し、近々写真集も出版する予定である。 

何故、写真家は青森を目指すのであろうか? 

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  • 2012年05月09日撮影:RICOH CX2

普段、青森で生活をしている自分たちにとって、青森は決して恵まれた場所ではないhttp://img.mixi.net/img/emoji/219.gif 

全国的に見て、経済的にも気候的にも厳しく、景気低迷が著しい昨今では、県外への人口流出は、年間1万人を超える年が続いている。 

そんな青森が、有名な写真家には、どんな風に写っているのだろう? 

自分自身2年半ほど前から写真を撮り始め、カメラを片手にあらためて青森の各地に出掛ける機会が多くなった。 

写真を始める以前には感じられなかった青森の良さが、ファインダーを通じて少しずつだが見えてきたことは事実である。 

たぶん40数年間生きてきて、見逃してきたことが多かったのだと思うし、カメラを通していなければ見えない、微妙な空気みたいなものもあるのかもしれないhttp://img.mixi.net/img/emoji/75.gif 

むろん、それは、カメラを持った万人に共通に見えるわけではなく、それらを透視する感性を満ち合わせていなければならないのだろう? 

非力ながら自分も、撮った写真を見てくださるブログ・SNS仲間の方々に、青森の素敵を少しでも伝えることが出来たらと思っています。 

厳しい冬を乗り越え、長く待ち望んだ春の宴(うたげ)を終え、新緑の季節を迎えようとしている青森。 

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躍動する火祭りとともに、青森の短い夏は淡々と通り過ぎ、また厳しい冬を向かえるhttp://img.mixi.net/img/emoji/234.gif 

そんな命の営みを、最も肌で感じることができる場所が、自分の住む青森なのかもしれないhttp://img.mixi.net/img/emoji/74.gif