午後の陽ざしが長く伸びてきて
この肩に触れる
あの日はじめて君に出逢った場所で
僕はあの日のことを思い出している
まだ熱が残っている
君を抱いた腕にも
君と重ねた唇にも
だからもう少しだけ
君のそばにいさせて
あの頃も同じように
冬の影を部屋の窓から見ていたよね
少しずつ日が沈むのが長くなるのを
指折り数えるように
2人は想いを重ねて行った
そして雪が解けて春になる日を
待ちわびたように外に出掛けた
だからもう少しだけ
君のそばにいさせて
陽ざしが長く伸びてきて
部屋の中まで照らしたように
まだ熱が残っている
恋という名の冷めない熱が・・・
Write:2020.01.08
Photo:2020.01.07
撮影
Camera:OLYMPUS Tough TG-6