『冬への付箋紙』
こんなに近くにいるのに
もう君に触れることさえできない僕を
どうか憐れんでくれ
愛だけで生きて行けるだろうかと
迷っていたのは
たぶん僕のほうだった
何もかも棄ててでも僕を守ってくれると
君は誓ってくれたのに・・・
10月の雨は
もうじき訪れる冬への付箋紙
かじかんだ手を
包み込むように温めてくれた君を
もう一度抱きしめたい
ためらわずに進める道があるなら
君とふたり手を繋いで
ずっと歩きたかった
Write:2019.10.12
Photo:2019.10.12
撮影
Camera:OLYMPUS Tough TG-6
Mode:顕微鏡