『冬の日に夏を想う』
「この坂の向こうに子供の頃住んでいたの」
君がそう僕に教えてくれたのは
7年前の夏の終わりだった
君がそう僕に教えてくれたのは
7年前の夏の終わりだった
いつか僕の生まれた町に
君を連れて行くことが
秘かな僕の願いになった
君を連れて行くことが
秘かな僕の願いになった
それも叶わぬまま僕らは
別れてしまったけれど
別れてしまったけれど
その気持ちが癒えないままに
僕はまた君の生まれた町に来てしまったよ
僕はまた君の生まれた町に来てしまったよ
かじかんだ手が
いつにも増して冷たく感じるのは
記録的な寒波のせいだけじゃない
いつにも増して冷たく感じるのは
記録的な寒波のせいだけじゃない
君と二人で訪れた夏の記憶が
眩しいくらいに輝いていたから
眩しいくらいに輝いていたから
冬の日に夏を想う
君と過ごした夏を想う
君と過ごした夏を想う
Write:2018.02.12
Photo:2018.02.12
Photo:2018.02.12
