2014-01-27 僕らの真実を語る言葉は この街の路上には見当たらない Self collaborati #詩 「冬枯れの路上にて」 そこら中に落ちている ありふれた言葉を拾って それをJeansのPocketに 押し込んで歩いて行く 他人の助言は いくつかの血や肉となり やがて一つの生命を司る 僕は一人では歩けない赤ん坊のように 路上を這いずりながら 次の言葉を捜し求めた そして絵空事のような愛を囁きながら 女の乳房に縋った 言葉の奥に潜む不条理な現実が 今日もこの街を動かしている 僕らの真実を語る言葉は この街の路上には見当たらない 著書『DENIMのように生きてみたい』(北の街社)より 撮影 カメラ:RICOH CX2