Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

壊れかけのRadio

かつて“幻の名機”と呼ばれたラジオにTRIOの「9R59D」というシリーズがあります。

TRIOは現在のケンウッドの旧ブランド名で、この「9R59D」は1966(昭和41」)年に製造された真空管式のラジオです。

真空管とは電気、電子回路用の素子で、テレビ、ラジオ、オーディオアンプなどに広く用いられてきましたが、やがて1960年代に入ってトランジスタが主流になり、その役割をバトンタッチすることになります。

この「9R59D」は、その真空管を使った中波~短波帯用受信機の最後の傑作として、アマチュア無線家などを中心に親しまれてきました。

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中学の頃アマチュア無線をやっていた時にこの受信機を手に入れ、その後すっかり熱も冷め、当時持っていたの通信機などは全て処分してしまいましたが、これだけは大事に手元においておきました。

久々に聞いてみようかと電源を入れてみるとスピーカーの線が切断されてしまっていたため、ハンダゴテを使って修復。

電源を入れるとキュルキュルとした雑音と共に音が出てきました。

真空管トランジスタと違って、立ち上がるまでに20~30秒ほど時間がかかりますが、温かみのある音を響かせてくれます♪

この「9R59D」でラジオ放送を聴くとインターネットや携帯電話が普及するずっと前の
少年時代を思い出します(^ε^)♪