君のことは誰よりも愛していたよ

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「さよなら」を云おう





　　　　　　　　　　最後の言葉は僕から伝えることに決めたよ

　　　　　　　　　　それがせめてもの僕の抵抗(いじ)だから

　　　　　　　　　　この想いは最初から手の届かないものだって
　　　　　　　　　　知っていたはずなのに

　　　　　　　　　　僕らは手の届かない やさしさを
　　　　　　　　　　互いに欲しがっていたんだね

　　　　　　　　　　「愛しすぎると辛くなる」って
　　　　　　　　　　君が云っていた言葉の意味を
　　　　　　　　　　今になってようやく理解できた気がする

　　　　　　　　　　「さようなら 元気でね」
　　　　　　　　　　君のことは誰よりも愛していたよ

　　　　　　　　　　「いつか またね」なんて気楽に云えないくらい
　　　　　　　　　　僕は君を愛してしまっていたから





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