【返詩コラボ・第２９回】
「誰よりも」
僕は誰よりも
解りあえる人を求めていた
僕以外に知る良しもない
孤独を
この痛みのすべてを
心ごと抱きしめてくれる
存在を
僕は誰よりも
愛に飢えていた
あたたかく やわらかな
その乳房で
この冷え切った指先を
心ごと温めてくれる
存在を
やすらかな眠りの中で
明日の希望を探すように
いざなう世界へ
words by.denimroad
「運命の意味」
ゆっくり手を差し出して
震えるその体を抱きしめる
はかなく優しく そっと
ささやく言葉
意味も形も必要なく
触れる存在
大きな世界の中で
ただ静かに包んでゆく心
小さな波紋だけを感じながら
ここにいること
それは運命の意味
瞳をつむって白い闇の中で
確かな未来へ向かうように
導く世界へ
words by.yhuri_aizawa
「抱 擁」
手を伸ばして君に触れる瞬間
ドキドキを感じる
君の心の鼓動
僕の心の鼓動
僕らは今 確かに生きている
君を感じている
僕を感じている
生きて行くことの大切な意味を
そっと君を抱き寄せる
もう離したくない
もう離れたくない
words by.denimroad
＊久しぶりにユーリさんから返詩をいただきました。
愛する人を抱きしめる時に感じるドキドキ感・・・生きていることの喜びを感じる瞬間。
【ひとりじゃない】って実感できる時、誰よりも深い幸せを感じますね！
