【返詩コラボ・第５回～５連詩ヴァージョン】
「 答 え 」
答えを出してしまえば
もう そこから先には進めない
ふたりの恋の行方を
僕はいつも はぐらかしていた
君を受け止めることも
君を失うこともできない
そんな せつない恋を
生き急ぐ時代のように
君はいつも
僕の答えを欲しがる
重ね合った肌に
ため息だけを残して
短い時間を僕らは過ごした
Words by. denimroad
「 希 望 」
確かにそこにあったもの
わたしという存在 あなたという居場所
そばにいるだけで幸せだった
たとえ 今以上未来未満だったとしても
辛い時には呼んでくれたよね
短い不器用な言葉に
真夜中を駆け抜けた心
わかっていてそばに居続けた
いつかそれが真実になることを信じて
言葉になることを夢見て
確かに存在した壊れそうなもの
大事にそっと抱きしめながら過ごした
刹那い あたたかい時間
今もまだ 月を見上げるたびに
震える心 感じて
Words by. yuhri aizawa
「上弦の月」
君を抱きしめた ぬくもりが
こころに痛く残っている
君はいつも僕にとって都合のいい女を
黙って演じていたよね
「あなたの生活を壊すつもりはないの」
そういって僕に見せる泣き笑い
君を傷つけることを知っていながら
手放せなかった 僕の弱さ
上弦の月が西に傾きかける頃に
君は心地よい眠りの中にいるのだろうか
僕は今夜もまだ この恋に
答えを出せずにいるよ
Words by. denimroad
「 幸せの果て 」
私たちの関係に
永遠はない
分かっていたの
あなたと触れ合った
肌の温もり
息づかい
夢のような世界が
私にとって唯一のリアル
分かっていたのに
分かっていたハズなのに
何を分かっていたのか
分からなくなってしまったの
何度も何度も
永遠はないんだと
ココロに
カラダに
深く深く刻み込んだのに
それでも涙は出るの
幸せの果てに
Words by. こぐま
「選 択」
やさしさで取り繕って
君を引き止めた男のズルさ
ふたりは傷つくことを承知で
モノクロの暗闇の中にダイブする
君自身もきっと分かっていたはずさ
この恋に答えなどないことを
だけど互いに
繋いだ手を離せずにいたのは
答えを出すことも
答えを出さないことも
どちらも選べない
そんなあやふやな関係だったから
傷つけ合うことが恋なのだと
互いの心に言い聞かせながら
暗闇の中で僕らは
互いのせつなさを そっと抱き寄せた
Words by. denimroad
＊初の５連詩に挑戦しました。
denimroad→ユーリさん→denimroad→こぐまちゃん→denimroadと繋いだ夢のコラボレーション!!
さすがに、ここまでやった人たちは、なかなかいないでしょう!?
両手に花で最高のコラボでした(*^ー^)人(^ー^*)人(^ー^*)
