Photo by Sato Nashie
「追憶の彼方へ」
追憶の夜に
落ちて行くふたり
君の柔肌に触れながら
手探りの真実をさがす
絡み合う唇が
せつなさの吐息が
戻れない誘惑の中に
ふたりを引き込んでゆく
もう戻れない
もう戻らない
道を逸れた俺たちは
途方もない明日へと迷い込む
もう何も考えなくていいよ
今 この瞬間
君だけを愛している
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