「失われた10年」
汗と油の染みついた
オーヴァーオールを脱ぎ捨てた
いたたまれないほどの この想いを
ぶつける術もないまま
夢を見失ったまま浮遊し続けた日々を
今さら取り戻すことは出来ないけれど
新しい夢に向かって
歩き出すことは誰にだって出来るから
もう一度立ち上がれ!
ワークブーツの紐をきつく締め直して
その瞳に一筋の光を失わない限り
男たちは誰もが
永遠の開拓者だから
*アメリカにおける「失われた10年」とは1930年代の10年を云うようです。大恐慌が押し寄せ、町に失業者があふれ、暴動や犯罪も多発したらしいです。日本のおける「失われた10年」は、今まさにその真っ只中なのかもしれません!?「栄光と挫折」、大小の差はあれ、俺自身もそれに苦しみ、今必死で這い上がろうとしています。この詩は自分自身と世の中の挫折から再び立ち上がろうとしている、すべての人におくります。