Photo by つばさ
返詩コラボの呼びかけに早速、オファーがありました。
第2回の今回は「活字は絵空事の足あと」のえそらごとさんです。
えそらごとさんのBlogはこちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/rgpmr729
それぞれのレール
北行きの列車が
静かにホームを滑り出す
流れる窓の景色が
いつもより新鮮に映る
リズムを刻むレールが心地よい
ふたり逢えば逢うたび
互いを傷つけていたね
ふたり愛すれば愛すほど
淋しさが増して行ったね
もうこれ以上先に進むのは
辛すぎるから
それぞれのレールを行こう
ふたりを繋いだ連結を切り離して
いつか悲しみが思い出に変わる頃
すべてを許せる時が来ることを
詩集「Acoustic Love」より
Words by denimroad
決別
大切な思い出があるとしても
それは手放すために手に入れた
すべてを持って
旅に出ることはできないもの
重すぎてつらすぎて
いつしか邪魔になるから
時が解決してくれるなら
その時を呼び入れよう
どうして明日まで待とうとする
もう振り返らないと決めた時
思い出も何もかもが色あせた写真
ヒラリと舞い落ち
乾いた音を立てるだけ
そして物語は開かれて行く
次の未知のページへと
だだ少しの勇気さえあれば
Words by えそらごと
一番列車
重い荷物は過去に置いて行けばいい
僕らが抱えた時間は
あまりにも重過ぎたから
君とさよならした駅の前に
僕はひとり立っています
自分から切り出したはずの別れなのに
やり切れない後悔の念が
強くこの場所に僕を引き戻したのです
故郷に帰る一番列車が
静かに今ホームに着きました
改札口に滑り込んだ笑顔に
君の姿が無いことなど
はじめから分かっていたけれど・・・・・
Words by denimroad
写真提供: 乗り物好きの部屋
つばささん、ありがとうございました。
*引き続き、このコーナーでは返詩コラボの作品を募集しております。対象となる詩は、このBlogとHP「インディゴ・ブルーの逆襲」にある詩の全てが対象です→ http://www.geocities.jp/denimroad/
お申し込みは、ここのコメント↓ゲストブック、またはHPのメールにて、選んだ詩のタイトル、あなたのBlog名(HP名)、お名前(HN可)をご記入の上、お申し込み下さい。投稿作品は各自のBlog(またはメール)にて発表して下さい。写真があれば更に嬉しいです。こちらからの返詩が完成いたしましたら、すべての作品をこのコーナーで紹介します。
ふるってご応募下さい。 denimroad