Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

昭和の女

図書館で木村 伊兵衛さんの『木村 伊兵衛のパリ』、『昭和の女たち』という2冊の写真集を借りてきたhttp://img.mixi.net/img/emoji/83.gif 

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撮影:iPhone4(カメラアプリretrogram)


先日、Eテレの『日曜美術館』 http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2012/0122/ という番組で、木村 伊兵衛さんの特集をやっていたのを見て感化されたこともあるけれど、以前ブログ仲間から、モノクロ写真を覚えるには、土門 拳さんや木村 伊兵衛さんの作品を見ることが一番、勉強になるだろうという助言を受けていたことが大きい! 

昭和を代表する両者の写真はそれぞれの強い個性を放っているけれど、自分のハートに響いたのは、今回借りてきた木村 伊兵衛さんの写真の方である。 

写真歴の浅い自分ごときに大それたことは言えないけれど、両者を比較して感じたのが同じように人物を撮っているにもかかわらず、土門 拳さんには【剛】、木村 伊兵衛さんには【柔】のイメージを感じ取れたことhttp://img.mixi.net/img/emoji/74.gif 

噛み砕いて言うと、土門 拳さんの写真からは、“人間の強さや逞しさを感じ”、木村 伊兵衛さんからは“人間の優しさ”を感じ取れたと言ったほうが分かりやすいだろうかhttp://img.mixi.net/img/emoji/75.gif 

自分の好みから言わせてもらうと、圧倒的に木村 伊兵衛さんということになるhttp://img.mixi.net/img/emoji/72.gif 


『木村 伊兵衛のパリ』は、おそらく日本人として初めて、世に出たばかりのカラーフィルムを使って、パリの風景を撮られたのだという!しかも現在のフィルムに比べると、かなり画質の低いフィルムを使用しての撮影だったとか!(カメラはライカらしいけれど) 


『昭和の女たち』は、当時の女優さんたちの写真をはじめ、様々な女性が掲載されている。 
この時代の写真家の中で、木村 伊兵衛さんは女性を撮らせたら右に出る人はいないだろうと言われているらしいけれど、写真を見て「なるほどな~」と納得してしまったhttp://img.mixi.net/img/emoji/74.gif 

現在では肖像権などのプライバシー面で難しいショットもあるけれど、こんな風に人物の写真(特に女性)を撮れたら素敵だろうな~と思うhttp://img.mixi.net/img/emoji/209.gif 

良い写真という基準を計るのは非常に難しいことだけれど、一つ確かなことは、高価なカメラを持ったからといって、誰でも良い写真は撮れるわけではないということだけは確かなのだと思うhttp://img.mixi.net/img/emoji/204.gif 

何気なく撮っているように見えても、写真からにじみ出て来るような感性は、1億総カメラマン時代といわれる現代であっても、必ずしも全ての人が表現できるわけではない! 

最新のデジタルカメラhttp://img.mixi.net/img/emoji/133.gifもちろん欲しいけれど、その前にもっと自分自身の感性を磨く必要があるのだな~(@^_^)ゞ