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『季節はずれの雪が降った翌朝に』
「もうダメなのかな俺たち?」
そう書きかけたメールを途中で止めた
一時の気の迷いならば
もう少し待てばいい
きっと気紛れな君のことだから
また何もなかったように明るい声で
電話をかけてくるに違いない
そう信じたい
そう願いたい・・・
季節はずれの雪が降った翌朝
胸をよぎる不安
冷え切った足先を
こすり合わせる淋しさ
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