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「暑かった夏の日」
あの夏はめちゃくちゃ暑い夏だった
ペットボトルの水が
あっという間に温くなって
陽炎が揺れるスクランブル交差点が
自分という実像さえも飲み込んでしまいそうな
灼熱の太陽だった
誰にも負けなかった
誰にも負けたくなかった
けれど自分の中の弱さを
いきなりガツンと思い知らされた
そんな思いだった
そして一人では生きられないこと
一人ではないことを
君という存在の大きさに
改めて知ることができた
そんな夏だった・・・
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