Yahooの今朝のニュースの見出しに「Web2.0急成長の1年」というタイトルが踊っていた。
この1年は確かにmixiの上場をはじめ、何かとブログやSNSが脚光を浴びた年だった。
ご多分に漏れず俺自身も、そうしたネットコミュニティの世界に首を突っ込んでいるわけですが。。。
Web2.0時代になって何が大きく変わったのかというと、技術的にネット環境が整備され、
誰もが気軽にネットに触れる機会が増えたということが大きな変革の要因でしょうが、
それ以上に大きいのは、ネットの世界に【感情的】な要素が備わって来たことが、
昨今のブログ、SNSの大躍進の最大の要因なのではないかと俺は感じています。
先日、ある30歳代前半の若者に「ブログやSNSやってる?」って話をしたら、
「そういうバーチャルな世界は興味はないですね~」という答えが返って来た。
そして「ネットの世界の人間関係より、現実の世界の人間関係の方が大事ですから!」と云われ
思わず心の中で苦笑いしてしまった(^∀^;)
確かにかつては【バーチャル・リアリティ】と云われたネットの世界。
10年くらい前にはよく擬似的世界観を評して、そんな云われ方をしたものである。
俺自身もインターネットをやるようになってからは5年足らずと年月が浅いため、
バーチャル・リアリティと云われた時代にはPCとは無縁だったし、
そうした世界観を肌で体感したことはなかった。
少なくともWeb1.0時代のネットコミュニティは、一部のPCに詳しい人の集まる場所だっただろうし、
現在のように開かれた世界観ではなかったのだろうと、おおよそ予想がつく。
しかし、現在のように誰もが気楽にネットコミュニティに参加できるようになった現在では、
多くの人がそこに求めている世界観は、バーチャルなものではなく、よりリアルに近いものだと思う。
すなわち、感情によるコミュニケーションをそこに求めようとしているのではないだろうか!?
自分の考えや作品を多くの人に読んでもらうことで、共感を得たり、安心感を得ること。
そして自分という存在価値を認めてもらいたいと望む!
それが昨今のブログ、SNSの台頭に顕著に現れて来ているのではないでしょうか?
「ネットの世界の人間関係より、現実の世界の人間関係の方が大事!」
それは決して間違った考えではないけれど、
たとえネットの世界であろうと、現実の世界であろうと、自分自身の感情や意思を
相手に伝えることの難しさに大差はないような気がする。
むしろ、顔が見えない、声が聞こえない世界で(一部では公開されていますが)
本当の人間関係を構築することの難しさは、ここに来ている人たち自身が感じていることでしょう!?
人間関係が希薄になって来ていると云われる現代、リアルであろうとなかろうと
自己表現に乏しい人間が相手に自分の意思を伝えることの難しさになんら変わりがないのだと思う。
それは、ネットのコミュニティであっても、現実の交流であっても同じこと。
その人の人間性や表現力が変わらなければ、どちらの世界でも通用しないということなのだと思う。
もっと人間らしく、感情や表情(表現力)を豊かにして行くこと。
裏を返せば、人間としての広い意味での愛情表現!それが今の世の中・・・
とりわけ日本に必要なのかもしれないと感じる今日、この頃だったりします。
そこに愛はあるのかい・・・?
「俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ!」と叫んで、
本日の語りを締めたいと思います・・・なんてね(o⌒∇⌒o)