Photo by coco
『明け方の非通知』
明け方の非通知の電話
あれは君だったんだろう
逢いたいなら素直に
そう云えばいいのに
僕からはもう電話をかけないと
そう決めているから
素直じゃない君への
小さな抵抗
逢いたい気持ちを堪えて
君からの「逢いたい!」を待ってる
季節はもう
せつな色の梅雨空から
うつろい行く
時間(とき)の中へ
.