Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

事例創り④

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事例創りに出品する「ファッション詩集=ジーンズ本」のブックカバーを作るために、
行きつけの青森市内の古着屋「PLANCHAR(プランチャー)」【お店の紹介はこちら→http://www.geocities.jp/denimroad/ojama.html】に試作品の作成をお願いしていました。
先日、それが出来上がって、取りに行って来ました。

当初の考えでは、デニムの生地は1,2回水を潜らせた生地を考えていたんだけれど、店長さん曰く、
「洗った生地や着古した生地だと、ヨレヨレになって本がきっちり納まらない!?
むしろ未加工の水に通していない生(なま)の生地の方がよさそう!?」とのことでした。

実際のジーンズだと、生の生地は洗うとヨコ方向に約1~2インチ、
タテ方向に約2~3インチ縮むので、あらかじめそれを計算に入れて購入する必要があるんです。

リーバイスの501なんかも、かつては「シュリンク・トゥ・フィット」といって
洗って縮むうちに体にフィットしていき、自分だけの体系にあったジーンズにして行く
という製法を主流にしていました。

しかし洗う前と、洗った後でサイズが大幅に変わってしまうという理由や
ジッパー(ファスナー)を使った衣類だとジッパーが壊れる、
洗う前の生地はゴワゴワと硬くて、穿き心地が悪いというなどといった理由から
後に「サンフォライズド」(1920年代後期に開発された防縮加工で、Leeやワークブランドが好んで採用していた)や「プリ・シュランク」(リーバイス独自の防縮加工で1950年代中期に開発された)
が主流になって行く。ちょっと、うんちくをたれてみました^^

今回、試作品を依頼した生地は前者のように縮むタイプの生地で、
俺がかつてファッション雑誌「GET ON!」の連載コーナーの中で、企画して創ったジーンズ
「Country(カントリー)」http://www.geocities.jp/denimroad/scene3.html
プロトタイプ・ジーンズに使用した生地から縫製してもらった。

未防縮の生地と防縮加工された生地のどちらがいいのか?という問題はさておき、
本の納まりを考えたら洗う前の生の生地がいいというのが今回の結論かな!?

モノを創るっていうのは本当に考えることがいっぱいある。
想定外の事態もちゃんと考えなければいけない!?
カバーのことだけでも、こだわりを持てば、これだけ色々考えることが出て来る・・・。

あっ、デニムの生地のことで、こんなに引っ張っちゃったけれど、
これ一応本なのよね!詩集なんです!

「アイコニ」で、どんな風に記事を書いて行くか・・・?
要するに出来たものをいきなり紹介するんじゃなく、
【できるだけ引っ張れ】

(≧∇≦)/ ハハハ って、ことではなく、
制作の過程をいかに面白く、興味深く紹介して行くか!

その過程の中で、他の人の意見や感想をモノ創りに反映させて行きたいって考えています。

かつてバーチャルリアリティといわれたインターネットの世界で、
アナログ的でリアルな世界観を体感して行きたい!

表現方法は、これといった決まりはないけれど、いかにリアルに、こだわりを表現して行くか・・・

そして、記事を書く側だけではなく、見に来る人もいっしょに考える!

そんな空間にしていけたらいいな~って思っていますヾ(@^▽^@)ノ



まだ、つづく

写真は、上から PLANCHAR(プランチャー)」の店長さん。
       ▲茱譽茱譴寮乎呂両豺
       生の生地の場合
       げ兇涼?顱DENIMのように生きてみたい」のカバーをかけてみました。
        赤いラインがいわゆる「赤耳」といわれる生地の端っこです。




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