Photo by 結
「この恋に終わりを告げるのも ずっと心に君を想い続けるのも」
長い 長い梅雨が明けても
結局 君からの電話は鳴ることはなかった
この恋に終わりを告げるのも
ずっと心に君を想い続けるのも
すべては自分自身が決めること
もう この場所には
君の気持ちの存在もなければ
その断片(かけら)さえ残ってはいないのだから
待ちわびた陽ざしは
この肌にただ痛いくらいに差し込むばかりで
それ以上の悦びも
ましてや君の笑顔など
連れて来てはくれなかった
この恋に終わりを告げるのも
ずっと心に君を想い続けるのも
すべては自分自身が決めること
そう心に そっと言い聞かせながら・・・
.