「最後のピース」
「いつも辛い時ばかり電話をよこすね」って
君は云うけれど
たぶん それはお互い様で
きっと僕たちの関係は
お互いの心の隙間を埋めるための
存在なんじゃないかってさえ思う
大切な何かを失くして
完成できずにいるジグソーパズルのように
僕にとって君はそんな存在で
君にとって僕はそんな存在
できるならば君が僕にとって
最後のピースであってほしいと願いながら
今日の君にさよならを告げた
「愛の犠牲」
たとえそれが多大な自己犠牲の上に
成り立つ愛だったとしても
僕は君のためなら
どんな犠牲も惜しまない
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