ただ狂おしいほどの 口づけを交わして

『髭(ひげ)』

「剃り残しの髭があるね」
そう云って君は笑いながら
そこに口づけをした

君の笑顔が
まるで昨日の出来事のように
脳裏に浮かんでくる

この恋が許されぬ恋かどうかなんて
そんなことは どうでもよかった

ただ狂おしいほどの
口づけを交わして

何もかも忘れていられたら
僕はそれだけでよかったんだ

詩
Write:2006.09.16
写真
Photo:2014.03.21

撮影
Camera:iPad mini Retina(Self Portrait)
Camera appli:Aカメラ！

Write&Photo by Katsuzi.Shinbo