2013-02-28 哀しみはひっそりと愛の中に潜んで・・・ Self collaborati #詩 「哀しみのセレナーデ」 愛の裏に潜む憎しみや恨みを 微塵も感じることなく 僕はこの3年を過ごした 今だかつて こんな風に 誰かを愛したことがあっただろうか 光と影が一対(いっつい)であるように 昼と夜が繰り返しであるように 愛もまた悲しみと背中合わせ 悲しみと哀しみはどちらも 「かなしみ」と読むけれど 哀が愛と同じように「あい」と読むのは いつか訪れる別れを案じさせるかのよう 哀しみはひっそりと愛の中に潜んで 最後のときを待っていたのかもしれない 撮影:OLYMPUS PEN E-P3(2012年10月19日) *セレナーデ= 夕べに、恋人の窓下で歌い奏でられる音楽