Another Blue ~もう1つのブルー

俺たちが生きて行くために、今 愛が必要なんだ

生まれた町で

昨日、オリンパスのフィルム一眼レフ「OM-2N」で撮影した写真が現像から上がってきました。 

今年の初撮りも実家の、むつ市大畑町での撮影となったわけですが、あいにく大晦日の夜から、ずっと吹雪き模様に見舞われ、思うような撮影ができなかったhttp://img.mixi.net/img/emoji/4.gif 

写真家の渡部さとるさんが、俺の生まれた町で撮った写真が、最新の写真集「da.gasita」に載っていて、今回それと同じアングルで撮ろうと試みたけれど、横殴りの雪で、どうにも宜しくないコンディション。 

思うようなカットは無理だろうなぁ~と思いつつも、仕方なくシャッターを切った。 

イメージ 1

雪のない時期に帰省して、もう一度リベンジしてみたいと思う(@^_^)ゞ 


自分の生家近くでも写真を撮った。 

イメージ 2

写真に写っている通りの突き当たりの一番奥に、自分が小学校4年生頃まで住んだ家があった。 
一番手前右に写っている建物は製材所で、その趣は自分が生まれた昭和40年当初とまったく変わっていない。 

直系が50cm以上もある太いヒバの木が無数に積み重ねられていて、よく秘密基地にして遊んだ。今だったら、危ないhttp://img.mixi.net/img/emoji/219.gifととがめられるだろうけれど、当時はたんたんと作業する大人たちの傍らで、多くの子供たちが遊んでいたものだった。 

当時は幼い子供を、近所の少し年上のお兄ちゃん、お姉ちゃんが面倒を見て一緒に遊ぶのが当たり前で、地域にも一体感があったように思う。 

しかし、核家族化や少子化が進んだ現在では、子供たちの歓声を聞くことも少なく、正月だと言うのに町も閑散としていた。 

イメージ 3

長男である自分だが将来、実家を継ぐために故郷に戻ることはないと思うけれど、出来る限り寂れ行く故郷の風景を写真に収め、少しでも多く記憶にとどめておきたいと思った、今年の初撮りであった。 



カメラ:OLYMPUS OM-2N  レンズ:ZUIKO AUTO-S 50㎜F1.8 フィルム:FUJI FILM NEOPAN ACROS100