Photo by フォトライブラリー
「柊(ひいらぎ)」
ジングルベルが鳴り響く街角で
やさしかった頃の君を
ふと想い出す
寒風に揺れる柊に
後悔の念がヒリヒリと痛み
夕方からしんしんと降りだした雪が
足の先から全身を震えさせる
もう二度とあの頃には
戻れないことも知っている
やさしさの奥に見え隠れする
冷たさが
人の世の常なら・・・
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