Photo by RELISH
「ジングルベルが街に響く頃に」
ジングルベルが街に響く頃になると
決まって君のことを思い出すよ
もうあれから随分と長い時間が
過ぎてしまったけれど
君は相変わらず日々の生活に
追われているのだろうね
初めて君に出会った頃の印象が
あまりにも強く心に残っていて
僕は未だに君を忘れられずにいるよ
あの日狂おしいほどに
何度も何度も交わしたキスを
君は今でも憶えているだろうか
ジングルベルが街に響く頃になると
決まって君のことを思い出すよ
楽しそうに肩を寄り添って
すれ違う恋人たちに
あの日の景色を重ねながら
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