Photo by 北風東風
『優先順位』
一瞬にして僕は返す言葉を失った
「あなたのことを一番には考えられないの」
そんな言葉を君の口から聞くなんて
思いもよらなかった
お互いが実生活に追われていることは
百も承知だったけれど
せめて二人きりで過ごす時間は
君の中で僕が一番の存在でありたかった
それが君の中の答えだと知ってしまって
僕はこれから どんな風に君と接すればいいの
心の何処かでは感づいていた答えだったけれど
そんな言葉を君の口から聞くなんて
思いもよらなかった
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