Photo by Rain Drop
「雨宿り」
地面に激しく
叩きつけられた雨から
シャボン玉のように湧き上がる
水玉を
楽しそうに見つめる君の横顔を
僕はずっと追い続けた
この雨が上がれば君は
僕の知らない人の元へ
帰って行くんだね
そんな雨の予感を感じたから
僕はわざと傘を持たずに来たんだよ
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