Photo by RELISH
「やさしさは罪」
「あなたがやさし過ぎるからいけないのよ」
君はいつもそう云っていたよね
君を受け止めてあげられない僕が
君を追い詰めてしまったんだね
このカラダがもう一つあったら
どんなにいいだろうって何度も思ったよ
そうすればすぐにだって
君のもとへ飛んで行けるのに
あの頃もう少し早く
君に出逢えていたなら
ふたりの運命は確実に変わっていたよね
けれどそれが叶わなかったことも
確かに現実なのだと思う
中途半端なやさしさが
君の心の傷になったことを
いつの日か僕は償えるだろうか
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