『届かない夏』 西日が強く差し込む部屋には 君を招き入れる術もなく ほとんど役に立たない扇風機と 溶け掛けたアイスクリームだけが 二人の時間をわずかにつなぎ止めていた 都会へ出た君の束の間の帰省は いつもグラウンドで見ていた数年前の君より ずっと…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。